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むし歯治療

むし歯治療

むし歯治療は2000年にInternational Dental Journalで発表されたMinimal Intervention Dentistry(最小限の侵襲による歯科治療)に基づき実践しています。

  1. むし歯の早期発見、むし歯のリスクと活動性の評価
  2. エナメル質、象牙質脱灰病巣(初期むし歯)の再石灰化
  3. 健全な歯質を維持するための適切な方策
  4. テーラーメイドのメンテナンス
  5. 歯の保存のための最小限の治療介入
  6. 欠損のある修復物の再修復よりも補修(リペア)

*参考文献 Int. Dent. J. 2000

むし歯の原因となる細菌は誰の口の中にも存在し、その活動性によってむし歯が進行したり再石灰化すると言われています。診断を的確に行い、最小限の治療をし、しっかりメンテナンスをして予防進行を抑制することが大切です。

早期発見のために

エックス線診断法(Bitewing法)

エックス線診断法(Bitewing法)バイトウィング法とはエックス線撮影法の1つですが、歯と歯の間のむし歯の診査や軽度な歯周炎の診断、また、被せ物と歯の隙間の発見に有効な撮影法です。

歯と歯の間に発生した虫歯、エナメル質から象牙質まで進行している
被せ物とのギャップ
歯石、レントゲンには写らないが歯肉の中に歯石が存在している
歯周病の初期段階、歯槽骨の吸収が開始している

ダイアグノデント

ダイアグノデントダイアグノデントは光学う蝕検出装置で、光を当てるだけで痛み無く、むし歯の状態を「音」と「数値」で表すことができるため、小さなお子さんにも無理なく受けていただけます。また、エックス線写真だけでは判断しにくいむし歯の進行度を数値で表すことができるため、より正確な診断に繋がります。

治療前の麻酔の
痛みが苦手な方へ

ジェル状の表面麻酔

ジェル状の表面麻酔
麻酔注射を行う前に、表面麻酔を使用して、針が刺さる際の痛みを最小限に抑えます。この表面麻酔はジェル状で、歯茎に塗ることで速やかに効果を発揮し、歯茎の感覚を鈍らせることができます。患者様の中には、麻酔をしたことに気づかないほど快適に感じる方もおり、歯科治療に対する恐怖感を和らげることができます。

注入速度を安定させる
電動麻酔器

注入速度を安定させる電動麻酔器
麻酔注射による不快感の多くは、手動で注射液を注入する際のスピードのばらつきが原因です。当院では、電動麻酔器を使用しており、注入速度をコンピュータで制御することで、痛みを感じにくい注射が可能です。また、使用している針は非常に細く、針が刺さる感覚もほとんどありません。麻酔器の音も静かで、不快感を最小限に抑えることができます。

健康な歯をなるべく削らないむし歯治療(MI治療)

拡大鏡

拡大鏡むし歯治療の基本は、むし歯に侵された部分を削って取り除くことですが、歯を削る量が多ければ多いほど、歯の寿命は短くなります。当院では、健康な歯をできるだけ残しつつ、むし歯部分を確実に除去するために、MI(ミニマルインターベンション)治療を採用しています。MI治療の一環として、拡大鏡を使用して、むし歯の部分と健康な歯の部分をしっかりと見極めながら治療を行っています。拡大鏡を使うことで、通常の視野では見えにくい細かな部分も確認できるため、歯を削る量を必要最低限に済ませることが可能です。これにより、歯の寿命を延ばし、患者様にとって負担の少ない治療が提供できます。

う蝕検知液

う蝕検知液むし歯治療に使用される「う蝕検知液」は、むし歯の部分だけを赤く染める薬剤です。う蝕検知液に含まれる成分によって、細菌に感染した部分が視覚的に確認でき、染色した部分だけを的確に削り取ることで、再発のリスクや削り過ぎを防ぎ、健康な歯質を保ちながら歯の寿命を延ばすことが可能です。

むし歯の進行度別の
症状や治療法

CO:脱灰

CO:脱灰
むし歯の最も初期の段階で、エナメル質がわずかに溶け出した状態です。この段階では、目に見えるむし歯の穴はなく、痛みやしみる症状もありません。治療では、正しい歯磨き方法の指導や、フッ素塗布による再石灰化を促進することで進行を止めます。

C1:エナメル質のむし歯

C1:エナメル質のむし歯
エナメル質がさらに溶け、黒い点や穴が確認できる段階です。痛みはまだありませんが、この段階ではむし歯部分を削り、歯科用プラスチックで修復する治療が必要です。

C2:象牙質のむし歯

C2:象牙質のむし歯
エナメル質の内側にある象牙質までむし歯が進行した状態です。この段階になると痛みやしみる症状が現れることが多く、早急な治療が必要です。むし歯部分を削り、詰め物や被せ物で補修します。

詰め物・被せ物

C3:神経に達したむし歯

C3:神経に達したむし歯
むし歯が神経にまで達した状態で、激しい痛みが生じます。神経を取り除き、根管治療を行う必要があります。根管内を清掃・消毒し、被せ物で修復します。

根管治療

C4:歯根に達したむし歯

C4:歯根に達したむし歯
歯の大部分が失われ、神経が壊死している状態です。痛みは一時的に感じなくなりますが、歯の根に膿が溜まると再び強い痛みが発生します。この段階では、抜歯が必要になることが多く、抜歯後の治療として入れ歯やインプラント治療などが検討されます。

入れ歯治療

インプラント治療

重度のむし歯でもなるべく
神経を残す治療

歯髄温存療法

歯髄温存療法
通常、神経にまで達したむし歯は、根管治療が必要ですが、当院では可能な限り神経を残す「歯髄温存療法」を行っています。歯髄温存療法では、虫歯菌を根管から取り除き、清掃・消毒したうえで封鎖材を詰めることで神経を保護し、歯の寿命を延ばすことができます。神経を残すことで、将来的に歯を失うリスクを軽減することが可能です。

住所 〒302-0128
茨城県守谷市けやき台2-20-2
「南守谷駅」より徒歩12分
駐車場
0297-21-7322
診療時間
9:30~12:30 - - -
14:00~18:30 - - -

▲土9:30~12:30 14:00~17:00
休診日:水・日・祝